「看護師=病院勤務・夜勤あり」は思い込みかもしれません
「看護師になったからには、病院で働いて、夜勤もこなして、注射や点滴もバリバリやらなきゃ」
そんなふうに思い込んでいませんか?
私も、かつてはそう思っていました。
でも実際に看護師の資格を取ってから、一度も病院で働いたことがありません。
夜勤も経験なし。注射も打ったことがありません。
それでも私は、「看護師資格を持っている」というだけで、自分の人生を大きく広げることができました。
学生時代は「病棟勤務が当たり前」と思っていたけれど
看護学生のころ、「国家試験に受かったら、病院に就職して夜勤もやるよね」
周囲はみんなそう言っていて、それが“正解”のように感じていました。
病棟で夜勤をこなして、先輩に怒られながら技術を磨いていく……
それが、看護師として「一人前になる道」だと。
でも私は、子どもを育てるシングルマザーとして、夜勤はどうしても現実的ではありませんでした。
「幼いわが子を不安にさせてまで、優先すべきものなのだろうか」
そう思った私は、思い切って“病院勤務をしない”という選択をしました。
病院に行かない選択。それでも資格は私を助けてくれた
資格取得後、私は病院に就職しませんでした。
福祉施設で、夜勤なしの正社員。
「せっかく看護師になったのにもったいない」と驚かれましたが、
条件面は悪くなかったことや、娘との時間を大切にしたいことからこの選択をしました。
しかし、上司からのパワハラで退職。
今は在宅で看護師資格を活かしながら、Webライターをしています。
意外だったのが、看護師資格を持つことがクライアントからの信頼につながっていること。
注射も夜勤もしていない私でも、「医療の知識を活かした仕事」ができた。
この体験から、私は改めて「看護師資格ってこんなにも自由に使えるんだ」と実感しました。
「正社員・夜勤なし」の看護師という働き方もある
実は、病院に勤めなくても正社員・日勤のみで働ける職場はたくさんあります。
具体的な職場の例
- 健診センター
- クリニック(内科・小児科など)
- 企業の健康管理室
- 保育園・学校看護師
- 訪問看護(夜勤なしの体制もあり)

私自身も、正社員で夜勤なしの勤務を経験しました。
「夜勤ができない=非常勤しか無理」と思っていたけれど、正社員という安定も諦めなくてよかったのです。
「病院に行かない看護師」でも、ちゃんと胸を張っていい
夜勤をしなくても、病棟で働かなくても、それでも私は看護師です。
看護師資格は、病院で使うためだけのものじゃない。
どこで、どう活かすかは、自分で決めていい。
- 家庭を優先しながら働きたい人
- 夜勤の負担が不安な人
- 自分らしいペースで生きていきたい人
そんな人たちにも、看護師という資格は「強い味方」になってくれると私は信じています。
まとめ:看護師資格は人生の「武器」。あなたの可能性を狭めないで
「看護師になったら夜勤をしなきゃ」
「病院で働かなきゃもったいない」
そんな固定観念を手放したとき、人生はもっと自由になります。
努力して取った資格は、あなたの中に確かに残っています。
そしてそれは、働き方を選ぶ力にも、自信にも、信頼にもなる。
あなたに合った働き方を見つけること。
それもまた、立派な「看護師としてのキャリア」なのです。